なんで? in ドイツ

なんで?が口ぐせの旦那さんとのドイツの生活

【公正取引】ファストファッションの背景【環境保護】

洋服は生活の中で欠かせないアイテムのひとつですよね。人はそれに快適さや個性を求めたりと様々な理由からその洋服を身にまとっています。

その中でもファストファッションは誰でも手に入れやすく、ドイツではH&MをはじめPrimarkやC&AそしてZARAなどは大体の街で見かけると言っても過言ではないくらい親しまれています。

この記事ではそんなファストファッションの背景や今問題となっていることについてまとめています。

 

ファストファッションの商品

ファストファッションはトレンドをいち早く取り入れ、手の届く安い値段で主に若者をターゲットとしていますが、裕福ではない人が買い求めているのも現実です。安い商品が並べられた店内で良質な商品を見つけるのが難しいのは当たり前ですが、値段相応な生地で作られた商品は長持ちすることも期待できません。

 

ファストファッションの魅力

ファストファッションの魅力としてまず挙げられることが、トレンドの商品がたくさん手に入れられることではないでしょうか?多くの人が好む黒・白をしっかりとおさえ、トレンドカラーも外しません。サイズも豊富で誰にでも合う工夫が徹底的にされています。特に若い世代に人気であり、ドイツでも大きな街に行くと10代半ば~20代前半の女の子は特に似たような恰好をしているのが目立ちます。

トレンドの商品を身にまとうことで、そのファッションが他の人と被ることは増え個性が奪われているのも現実です。

 

ファストファッションが多くの人に好まれる理由

まず第一に挙げられるのは、その築き上げた知名度の高いブランド名でしょう。駅や街中でも大きな広告を見かけますが、それはSNSなどでも有名モデルがハイブランドとファストファッションをミックスさせたファッションを公開することによって、ファン(消費者)の購買意欲はブランドの知名度に上乗せされ高まります。

ファストファッションが売れるということは、安い値段でトレンドを取り入れたい人がたくさんいるということ。少し高めの値段で同じようなトレンドの商品を買うほどお金に余裕のある人は実際少ないということです。トレンドはもちろんすたれていくので、常に新しいトレンドを取り入れたいのならば、短いサイクルで買い替えなければなりませんよね。

 

大量処分される在庫

ファストファッションブランドは短いサイクルで新商品を売り出すのに加えて、需要の予測をするのがとても難しいため大量生産しているのも現実です。しかもその数の約半分が消費者に購入され、売れ残りは焼却処分しているようです。

 

安さの裏には一体何が・・・?

結果的に半分の利益しか得られないのに安い値段で提供しているとなると、布の質や生産地・労働に払われる賃金にも疑問を抱きます。

例えば商品のタグを見てみましょう。よく見かけられるポリエステルなどの化学合成製品が使われた布は洗濯することによってその成分が水に溶けだして下水処理場をすり抜けて流れてゆき、やがて海に蓄積されるマイクロプラスチックの原因となります。 その商品の生産地は一体どこですか?日本で売られているほとんどの商品は中国で作られているわけですが、なんでですか?

とんでもなく安く販売されている背景には貧困に苦しむ人への働き口を最低賃金または最低賃金以下で提供していることが多いです。

 

安心安全のアパレルブランドとは?

購入時にタグを見ることはとても大事です。その素材が何なのか、その素材は一体どこで生産されたのか。素材を仕入れている場所をチェックすることもとても大事なのは、その素材たとえばコットン(木綿)を作る環境が、現地民の生活水を奪って生産されていることもあります。

ヨーロッパで質と値段が比例している多くの商品には、素材はすべてヨーロッパ内で生産・製造されたものと表示されていたり、FairTrade(公正取引)であることの証明などがついています。

 

リサイクル素材について考える

もちろんリサイクル素材も最近のトレンドですが、その素材も何のリサイクルなのか本当に信頼できるものなのかチェックすることも必要です。

そのリサイクルの元となる素材がマイクロプラスチックを作ってしまう素材であれば海は汚されていきます。しかしリサイクルすることによって、その大量の商品が廃棄されてしまう際に必要な資源の利用・CO2排出を減らすことができますよね。完璧な商品というのはごくわずかですが、何も犠牲にしない商品が増えることが我々の未来にとってベストです。

 

残念ながら世の中に嘘は溢れていて、自分自身で調べなければ真実を知ることは難しく、逆にいうと目の前の情報をすぐに信じてしまう人が多いからなのです。コントロールされてしまう前に、自分の意志で考えて吟味してください。