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サランラップ?クレラップ?塩分を含んだラップとは。使いすぎを控えて環境保護

とても便利なラップですが、みなさんはご自宅に常備していますか?基本的に使い捨てるこのラップもまた地球温暖化の原因になったりと環境に悪影響ですが、それ以外にも無意識にしている行動が実は健康的に悪影響であることをご存知でしょうか?

 

今何の健康被害もないから大丈夫と思っていても、その習慣を続けることによって何十年後に何かの病気の原因となっているかもしれません。環境にとってはプラの利用が増えればゴミが増え、二酸化炭素が増え、地球はどんどんと汚されていきます。

一人一人がしっかり使い方を守ること、 できる限り利用を減らすことが大切ではないでしょうか?この記事では食品用ラップについてまとめています。

 

 

 

ラップを使いすぎた結果、環境への影響は?

食品用ラップの素材は大きく分けるとプラスチックですが、2020年はポリ袋が有料化されたり、使い捨てのストローが紙製に変わったりと、減プラスチックの運動は少しずつですが活発になってきています。

 

 

ダイオキシンの話は本当?

今回の話題である「食品用ラップ」の中で問題視されているのは燃やすことによって発生するダイオキシンでしょうか。しかしそれは全てのラップに当てはまるわけではなく、塩素の含まれたラップがそれを燃やすことでダイオキシンは発生させるのです。

またダイオキシンは800℃以上の高温で完全燃焼されれば発生しないそうで、現在の日本の焼却炉は850~900℃なのでダイオキシン発生の心配はないそうです。

(参考:ラップの素材を比較!原料の種類による違いとは?【ポリ塩化ビニリデン/ポリ塩化ビニル/ポリエチレン/ポリオフィレン】)
脱・焼却の戦略示せ ごみをどうする(中)

 

ラップのごみ問題

ほとんどの人がラップは使い捨てているのではないでしょうか?また家庭で出たラップのごみは資源ごみとして回収されないためリサイクルされることはなく、可燃ごみとして燃やされてまた1から生産することになります。

つまりラップが必要とされる限り、製造・使用・燃やすことでたくさんの二酸化炭素を排出し続けることにつながるのです。

 

ラップの原料は限られた資源

使われている割合は違うものの、ラップの原料として使われているのは石油です。ラップの需要が増えれば増えるほどこの限られた資源が消費され続けるのです。

 

 

プラの環境汚染

プラスチックの深刻化している問題の中に海洋汚染などの環境汚染があがりますが、ラップは海や森などで捨ててしまえば分解しきれないマイクロ(ナノ)プラが自然界の生態を乱してしまうことが問題になります。

 

 

ラップは毒?体にもたらす影響

あつあつご飯をラップにつつんだり、ご飯をラップにつつんで冷凍してそれをそのままレンジで解凍するなど、日本ではよく目にする光景なのではないでしょうか?

これはラップの種類や守る食品によってはその成分が食品にうつって体に取り込んでしまう危険な行為であるそう。

 

主なラップの種類

  • ポリエチレン(PE)
  • ポリ塩化ビニル(PVC)業務 可塑剤 規格
  • ポリ塩化ビニリデン(PVDC)可塑剤
  • ポリメチルペンテン(PMP)
  • その他混合素材

 

ポリエチレン(PE)のラップ

これが石油が原料であるエチレンを含んだラップ。耐熱性が弱いことや(最高110℃まで)、酸素をよく通すので他の素材のラップに比べると酸化はすすみやすい特徴があります。

純ポリエチレン素材のものは伸縮性や密着性が弱いのに対し、ポリエチレンと添加物の混合素材のものでその面が改善されているようです。

 

ポリエチレンの出発原料は原油なんだ。 ポリエチレンの作り方は、まず、原油を加熱処理し「ナフサ」と呼ばれる液体が作られて、さらに、ナフサを熱分解すると気体の「エチレン」と呼ばれるポリエチレンの基礎原料が出来上がるんだ。 このエチレンを触媒と混ぜて、高温・高圧化で化学反応させると「ポリエチレン」の完成さ。

(引用:ポリエチレンとは?

 

ポリ塩化ビニル(PVC)のラップ

業務用によく用いられるもので、耐熱性は高く(最高130℃)で、密着性も高く使いやすいとされています。上で紹介した塩素を含んだラップです。

ポリ塩化ビニル樹脂(以下、塩ビ)は例外で、食塩と石油を原料とし、その割合は、食塩分が約6割、石油分が約4割です。

(引用:塩ビの良さ

 

ポリ塩化ビニリデン(PVDC)のラップ

酸素と湿気を通しにくい、耐熱性が高い(最高140℃)、密着性・伸縮性も高い優れたラップです。これもまた塩素を含んだラップです。※クレラップ・サランラップなど

 

ポリ塩化ビニリデンの約70%は塩(塩化ナトリウム)由来です。

(引用:ポリ塩化ビニリデンって?

 

ポリメチルペンテン(PMP)のラップ

塩素系ラップの改善策として生まれたこのラップは、耐熱性が高く(最高180℃)、密着性・伸縮性にも優れたもの。

 

ポリメチルペンテン(polymethylpentene, PMP)は、ポリオレフィン樹脂の一種に当たる 熱可塑性樹脂に属する合成樹脂。 CAS番号68413-03-6。 TPXとも呼ばれるが、独占メーカーである三井化学の登録商標である。

(引用:Wikipedia.jp

 

これらを構成するものの中のひとつである、ペンテンが一体何なのか調べてみると、

 

1-ペンテンはα-オレフィンの一つである。 1-ペンテンは石油の流動接触分解 (Fluid catalytic cracking) や熱分解、あるいは炭化水素フラクションの熱分解によるエチレンおよびプロピレン生産の際の副生成物として主に製造される。

(引用:Wikipedia.jp

 

これもまた石油を原料としていますね。カタカナ(化学式)ばかりだと馴染みのあるもの以外は全くピンときませんが、改めて何をどうしてその物質が生まれているか知ることも重要なんだと思いました。

(参考にしたサイト:業務用ラップの種類の違いと特長。安全な業務用ラップの選び方

 

その他ラップに使われるもの

1999年にポリ塩化ビニル(PVC)と接触した食品に溶け出す化学物質がノニルフェノール(NP)が問題になり、2000年からPVC法が定められ、2009年からノニルフェノール(NP)は国内の商品では検出されないようになったそうです。

 

またラップの柔軟性を高めるために使用する可塑剤(かそざい)は、急性毒性は低く、遺伝毒性と発癌性は認められていないとされています。(参考:ラップフィルムから溶出する物質(概要)

 

安全面の対策はされているとは言っても、使用量が制限されていることなどによって危険性を回避しているのであって、生活する上で必要でない物質であることは確かですね。

 

 

 

ラップを使う時に注意すること

熱々のおにぎりをラップを使ったにぎったり、油分を多く含んだものに使用してレンジで温めること、冷凍したものなど、食品とラップが密着したままレンジで温めたりすることは、耐熱温度を超えてラップの成分が溶出する可能性を高めるため避けなければなりません。

 

ラップを使う時に心がけること

  • 食品は冷めてからつつむ
  • 食品と直接触れないようにする
  • 油分を多く含むものには使わない

 

ベストな選択は?

ラップは食品を守る上でとても役立つものであるので依存してしまう理由もわかります。しかし原料に石油を使用することや、製造・使用・処理全ての工程において二酸化炭素を発生させる、環境にとっては悪影響のアイテムであることを考えて、そのラップは絶対必要か?と自分に問いかけて、使用料を減らしたり、代用品を積極的に利用することが少しでも環境への負担を減らす第一歩なのではないでしょうか。

 

  • 一時的な保存ならばお皿を使う

おうちにあるものでラップの代用できれば一番のエコですよね。長期的な保存には向きませんが、一時的な保存にはぴったりだからこそちょっとした食品用ラップの使用を避けることができます。

 

  • 長く保存するならタッパーや繰り返し使えるものを

 

タッパーは繰り返し利用できるとてもエコなアイテムのひとつですよね。また空き瓶などを使うのも良いでしょう。

 

≫≫ iwaki(イワキ) 耐熱ガラス 保存容器

 

  • みつろうラップ

 

水洗いで簡単に繰り返し使えるみつろうラップは食品用ラップの代用品です。最近はヴィーガンのコットン製ラップもあります。

 

≫≫ OYK みつろうラップ 地球にやさしい ラップ