【ベジデー】Veggieday(菜食の日)発祥の街ゲントを知っていますか?【ベジタリアン・ヴィーガン】

【ベジデー】Veggieday(菜食の日)発祥の街ゲントを知っていますか?【ベジタリアン・ヴィーガン】
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公開日 2021年4月22日 最終更新日 2023年12月27日

ベジタリアンやヴィーガンは最近色々な場面で見かける言葉となってきましたが、あなたはどんな印象を持っていますか?

コンビニのヴィーガン商品やベジタリアンレストラン、著名人が野菜中心の生活を取り入れていれていることをSNSで発信していたり、その存在を知っている方は多いのではないでしょうか?

そんなベジタリアンやヴィーガンの菜食を街単位で取り入れ、お肉やお魚の消費を減らすことで環境問題に初めて取り組み、Veggieday(菜食の日)を始めたのが、Gent(ゲント)というベルギーの街です。

ベルギーは首都のブリュッセルをはじめ、アントワープなどの都市が有名ですが、それに続く都市Gent(ゲント)も、ベルギーの古郷として観光にもとってもおすすめです。

この記事ではゲントの知られていない魅力を、私が旅行した時の思い出とともにお届けします。

 

ゲント発祥のVeggieday(ベジデー)って何?

ベルギーの街ゲントは2009年5月世界で初めてVeggieday(菜食の日)を設けた街です。学校や会社の食堂・レストランでは、毎週木曜日に肉や魚を除いた、ベジタリアンのメニューだけが提供されます。

市の行政が人的や金銭面を援助したり、100ものレストランが自発的にその取り組みに協力しているのです。この活動は国内にとどまらず、国外でも真似をする街が増えています。ドイツではBremen(ブレーメン)が2010年1月から木曜日に肉を食べない日を設けています。

ベジデ―を作ることで何が変わる?

より多くの人が週に1度Veggieday(ベジデ―)を設けて食肉や魚の需要を減らしていけば、それが動物たちの命を守ること、そしてそれらの飼育や商品製造過程に発生する二酸化炭素などの地球温暖化の原因となる物質を減らし気候変動を防ぐことができたり、地球を守る動きになります。

地球温暖化はどんどん深刻化していて、気候変動による猛暑などによる乾燥で火災、大雪による災害と世界中で多くの命が奪われています。より多くの被害を出さないこと、未来を生きる人々のためには、1人でも多くの人が今すぐ自分のできる環境保護に取り組むことが必要不可欠です。

給食を菜食に

菜食の日を設ける街は世界中かなり増えている中、学校給食を菜食へと変える動きもまた至るところで行われています。最近はフランスのリヨンで決定されたことに対する批判がニュースになっていました。

魅力あふれるGent(ゲント)について

ゲントはレイエ川とスヘルデ川の合流している地域に、ケルト民族の里として存在しました。中世は盛んな繊維・布産業を通して、ヨーロッパの中の大きな街のひとつとして成長し、18世紀終わりには、ヨーロッパの産業化した街のひとつとなりました。

現在は歴史的な面と現代的な面が混合した街並みが印象的で、両方の面を楽しめることはもちろん、個性あふれるお店がたくさんあるので、そういった面でも魅力あふれる街です。

Gent(ゲント)へのアクセス

ベルギーの鉄道はなんと週末(金曜の夜から日曜日まで)は半額で利用できて、ブリュッセルから、往復1人当たりたった約10ユーロでゲントに行くことができました。

海外旅行においては、郊外の公共交通機関を使って行きにくい場所へ行く時は車を使う人も多いかもしれませんが、基本的に公共交通機関を使うのではないでしょうか?

公共交通機関を利用するのもまたサスティナブル(持続可能)な生活に通じます。より多くの人が移動手段として車を使えば排気ガスはその分増えて、地球温暖化の原因となってしまいます。そんな中公共交通機関を使えば、地球を汚してしまう余計な有害物質は削減されるのです。

Gent(ゲント)の観光スポット

【写真】3つの塔(左から)・・・聖ニコラス教会・鐘楼・聖バーフ教会

ゲントは歴史ある建物と後から建てられた現代的な建物が融合されているのも魅力のひとつです。独特の雰囲気がとっても素敵です。

【写真】レイエ川の東の船着き場、グラスレイ(左)と川を挟んだコーレンレイ(右)

産業発展の中心となった場所の1つで、当時はここに様々な国や街から来た商人が商売していたのですね。現在は観光スポットとして有名なだけではなく、川辺に座ってゆっくり時間を過ごしたりする場所としても愛されています。

小さな路地に入ると可愛いお店に巡り合えるかも・・・

ウィンドウショッピングをするだけでもワクワクしますが、入りたくなるようなお店もたくさんあるので、細い路地を探検するのもひとつの楽しみになること間違いなしです!

【写真】Graffiti Street(グラフィティ・ストリート)

壁中にグラフィティがいっぱい。お気に入りのグラフィティを見つけて写真も取り放題です。

【写真】フランドル伯の城(水城)

プラリネ好きは絶対行くべき!ゲントの素敵なお店

ベルギーと言えばチョコレート!プラリネは見た目も美しく、口に入れるのが勿体ないくらい目でも楽しませてくれる素敵なお菓子であり芸術です。

この人口約24万人のゲントで私の今まで出会ってきた中で一番のお気に入りのPraline(プラリネ)を見つけてしまいました・・・それがYuzuさんのプラリネたちです。

私たちが訪れた2017年はプラリネが全て長方形に統されて、その決められた形のなかで、それぞれのプラリネがしっかり個性を出しているのがとっても素敵でした。もしまたゲントに行くことがあれば、絶対にリピートしたい場所のひとつです。

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