
公開日 2021年4月23日 最終更新日 2023年12月27日
日本に住む外国人の話を聞いていると、日本の過剰包装はカルチャーショックのひとつにあがる話題です。
百貨店や大きな駅に行けば必ずあるお土産コーナー、家に帰って開けてみると手提げ袋から商品を口に行きつくまで開封する袋は一体何枚あるのか、というほどしっかりと包装されていますよね。
賞味期限が短いのにさらに新鮮さを求め、防腐剤などが1つ1つの商品に入っていることも珍しくありません。
この記事では、日本に存在するマナーがゴミを増やしてしまっている現実についてまとめました。
もくじ
新鮮さを求めるがあまり増えるゴミ

どの商品が際立って個包装が多いという例はなく、全般的に個包装が多いのが日本の商品です。例えば「お菓子の詰め合わせ」はどうでしょうか。
おうちで食べた時のことを考えてみてください。すべて食べ終わったときに出ているゴミはどのくらいあるでしょうか?
必要な分だけおいしく食べるため、より長く新鮮さを保つため、また配ることなどを踏まえて小分け包装は今や常識になっています。
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見た目の美しさを優先して増えるゴミ
小分け包装も見た目に一躍買っているのは確かですが、それを並べる箱・厚紙の多さも異常に多いですよね。さらにはそれを包む包み紙や、プラで包装されているものもあります。
祝い事・季節のあいさつのマナーが増やすゴミ
入園・入学祝い、就職祝い、結婚祝いのお祝い事や、新年・お歳暮などの季節のあいさつの際に贈るときのマナーは色々とありますよね。
のし紙はゴミに
お祝いやお礼の際にマナーとされている「のし紙」ですが、ほとんどの人が捨ててしまうものなのではないでしょうか。
マナーを優先させることで増やすゴミのひとつにすぎませんが、このような無駄なゴミを増やす代わりになるマナーや常識が生まれれば良いですよね。
手提げ袋の無駄
手渡しをするとなると、商品をそのまま手渡しするのはマナー違反とされていてお店の手提げ袋を利用する人がほとんどであると思います。
さらには手渡す際に折り目のついていないよりきれいな袋を渡すために、もう1つ余分に袋をもらう人もいますよね。
これを風呂敷に入れて持っていく、繰り返し使うことのできるようなものに代用できればどんどん無駄なゴミは減っていきます。
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おみやげ文化が増やすゴミ
出張や旅行に行けばおみやげを持って帰るという習慣もまた、小分け包装された商品のやそれを分ける小分け袋の提供などで、ゴミ増加の傾向はますます日本に根付いていきます。
おみやげ文化に限らず、手土産文化もまた同様ですよね。
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ゴミを減らすにはどうすればいい?
一人でも多くの人が包装の少ない商品を選ぶことで、過剰包装の商品の需要は減っていきます。企業の取り組みは個人でどうすることもできない問題と投げ捨てる前に、積極的にエコな商品選びをすること、余裕があれば企業に直接消費者の声を送ることもまた大きな一歩です。